
問われる衛生状態
令和1年、台風15号、19号による風水害で罹災された皆様にお見舞い申し上げます。
罹災された地域では、生活の復旧に全力をあげていらっしゃると思います。電気・ガス・水道の公共インフラ、道路・堤防の復旧に各業者さんが取り組み、市民ボランティアの募集が始まって、私も何かの役に立つべく現場へ向かいたいと思います。
罹災された個人の住宅では、『何から手を付けてよいかわからない』状態から、徐々に、泥出し、被災ゴミ搬出、室内洗浄と段取りができてきたところもあると思います。
この復旧作業時に、考えたい【消毒】の問題を取り上げます。
なぜ消毒が必要か?
それは、平時はそれぞれが安全に管理されているものが、未処理の状態で洪水の水の中に流れ出したからです。
農業施設



家庭排水施設(水洗トイレ・汲み取りトイレ)




工場・一般排水施設


家畜のし尿・人間のし尿・未処理の生活排水(どぶの水)がそこにある
現状を冷静に観察すると、そういう状態にあります。それが【消毒】を必要とする理由です。