台風水害で必要な消毒とは

台風の水害被害にあった場合に必要な消毒について考えます
自分の家が浸水しなくても地域で取り組まなければいけない問題です

問われる衛生状態

令和1年、台風15号、19号による風水害で罹災された皆様にお見舞い申し上げます。

罹災された地域では、生活の復旧に全力をあげていらっしゃると思います。電気・ガス・水道の公共インフラ、道路・堤防の復旧に各業者さんが取り組み、市民ボランティアの募集が始まって、私も何かの役に立つべく現場へ向かいたいと思います。

罹災された個人の住宅では、『何から手を付けてよいかわからない』状態から、徐々に、泥出し、被災ゴミ搬出、室内洗浄と段取りができてきたところもあると思います。

この復旧作業時に、考えたい【消毒】の問題を取り上げます。

なぜ消毒が必要か?

それは、平時はそれぞれが安全に管理されているものが、未処理の状態で洪水の水の中に流れ出したからです。

農業施設

河川の上流地域にある畜産施設。養豚場
上流地域にある養豚場

河川の上流地域にある畜産施設。牧場。牛舎
牧場・牛舎

河川の上流地域にある畜産施設。養鶏場
養鶏場

家庭排水施設(水洗トイレ・汲み取りトイレ)

家庭からの排水。トイレ。し尿処理浄化槽でウンコ水を処理
主にトイレのし尿処理の施設です

家庭からの排水施設。合併処理浄化槽で台所・風呂・ウンコ水を処理する
各ご家庭の浄化槽

汲み取り式のトイレのウンコと浄化槽に貯まるウンコをバキュームカーが吸い取り処理場へ運びます。
汲み取りトイレのバキュームカー
下水道がある地域では家庭からのウンコ水を含んだ雑排水が下水道に放流されます。
都市部の下水道排水マンホール

工場・一般排水施設

企業の排水は法令で排出基準があります。家庭排水との違いは化学物質が含まれることです。
工場の排水

道頓堀川の画像です。本来は下水道が完備されているはずの地域でこれだけ汚染されているのはなぜ?下水道に接続せずに雨水溝(どぶ)に垂れ流しの現状を野放しにしているからです。
都市の一般河川

家畜のし尿・人間のし尿・未処理の生活排水(どぶの水)がそこにある

現状を冷静に観察すると、そういう状態にあります。それが【消毒】を必要とする理由です。